起立性調節障害(OD)
- 朝起きた時、身体のだるさや頭痛で学校に行けない
- 症状は午前が強く、午後から楽になる事が多い
- 朝なかなか起きられず、不眠や寝不足を感じる
- 病院の検査では明確な異常が見つからない
- 立ちくらみや、生理痛など自律神経の問題も見られる
起立性調節障害とは?
起立性調節障害とは小学校高学年~中学生に多くみられ、頭痛、たちくらみ、動悸、体の倦怠感(ダルさ)、めまい、失神、などが典型的な症状です。
また朝起きることが困難になってしまうことから、不登校になってしまうことが多いです。
起立性調節障害の子どもの約3分の2が不登校で、不登校になってしまった約半分の子どもが起立性調節障害を合併していたとデータもあります。
どうしてこんな症状が出てしまうの?
一般的には自律神経系の異常が原因言われています。
小学校高学年~中学生の時期は成長期とも重なり体の様々な機能が変化していく時期です。この体の変化は、自律神経系にも大きく関わり、自律神経系の異常も出やすいとされています。
症状が出る子どもと出ない子どもの違いは何?
もし成長期に起こりやすいのであれば、多くの子どもがこのような悩みを抱えているはずなのに、実際は小学生では約5%、中学生で約10%の子どもが、起立性調節障害に悩んでいます。
起立性調節障害で悩んでいる子どもたちに共通していることは【姿勢が悪い】ということです。
姿勢と自律神経の関係
姿勢が悪いと、どのように自律神経に影響してしまうのでしょう?
下の図のように自律神経は末梢神経の一部です。
姿勢が悪いと脳への血流が悪くなります。脳への血流が低下してしまうと、自律神経の中枢である、脳幹や間脳の機能低下を引き起こし、自律神経の機能まで失調してしまいます。
病院での治療方法
病院では姿勢や歪みなどについては詳しく診ることはありません。
自律神経の問題だと分かっていても、その原因は学校や部活、塾でのストレスなど精神的なストレスと判断してされてしまい、薬を出されて終わり、ということが多いです。
しかし、投薬治療だけでの完治は難しいです。それは一時しのぎの対処療法にすぎないからです。
自律神経系の問題は病院の検査だけでは異常が見つかることは少ないのです。
保護者の方に気をつけていただきたい事
- 頭痛や肩こりは大人だけが起こると決めつけていませんか?
- 朝起きられないのは、気合が足りないからだと決めつけていませんか?
- 夜眠れないのは、気のせいだと決めつけていませんか?
怠けているだけだ、学校に行きたくないから仮病を装っている、そんな風に決めつけていませんか?
しかし実際には多くの子どもたちが悩んでいます。そして苦しんでいます。
そんな治療難民になっている子どもたちを救済するためにも、葉ぐくみ整骨院では起立性調節障害の問題と向き合っています。
施術方法
一般的な治療法
非薬物療法(日常生活で気を付けること)
・寝た状態から座ったり立つときには頭を下げてゆっくり起立する
・水分摂取を気を付ける(塩分を多めにとる)
・1日30分程度の歩行をおこない、筋力の低下を防ぐ
薬物療法
・非薬物療法で結果が出なかった際はおこなう
環境整理、カウンセリング
・子どもの精神的なストレスを取り除くこと
これらが一般的な治療法です。多くの人が試したことはあると思います。しかしこれらの治療法では根本から良くなるとはいえません。
なぜなら今出ている症状を一時的に抑える対症療法だからです。
子どもの時から対症療法をしているとどうなるか
「大人になれば治るから大丈夫。」そう思っていませんか?
今、きちんと根本から見直さないと、大人になると、さらに今以上の症状が出てしまうことになってしまいます。
葉ぐくみ整骨院の施術方法
自律神経系の問題に深くかかわっているのは「姿勢」です。
葉ぐくみ整骨院では「姿勢」を改善するための治療をおこないます。
その為にはまず検査がとても重要です。
提携病院と患者さまの同意の基でおこなう画像検査、
背骨の歪みや動きを測るコンピューター医療機器による客観的指標、
といった客観的な指標を基に、どこが悪いのかを判断していきます。
もし検査で異常が無ければ、自律神経系の問題だけではないので総合病院などでみてもらうことをお勧めします。
しかし、自律神経系の問題が姿勢からきていると判断した場合、当院では安全かつ低刺激の施術をおこなっていきます。
当院では最年少で5歳の子どもが来院されていますが、その子も寝てしまうぐらいの優しい刺激で、施術をおこないます。